ゲーム酔い対策
最新のゲームといえば、リアルな美麗グラフィックで臨場感たっぷりの派手な演出が魅力です!
しかし、ゲームがリアルになるほど「ゲーム酔い」「3D酔い」を経験するゲーマーも増えています。
せっかく楽しみにしていたゲームでも、3D酔いしてしまうと楽しさが台無しです。
3D酔いは、画面酔いとかゲーム酔いとも言われます。
ゲーム酔いとはいっても、3Dではない2Dゲームでも背景がぐるぐる回るゲームで酔う人もいます。
症状は、乗り物酔いの感覚にかなり近いです。
視界がぐるぐるす回る感覚や気持ち悪さと吐き気。
酷くなると実際に吐いてしまう人もいるそうです。
予防対策
かなり効果的なのはゲームをプレイするディスプレイを上手く選ぶことです。
- やや小さめサイズのモニター
- 高fps
- チラつき防止機能付き
- ノングレア
- 高さ調節可能
・デスクでプレイするなら27インチあたり
・テレビでプレイするなら視聴距離からの推奨インチより1、2段階小さめ
・60fps以上がおすすめ
「ゲームの迫力を楽しむなら大画面!」といきたいところだけど、酔ってしまっては元も子もありません!
酔いやすい方に小さめのディスプレイがおすすめな理由は、視界にゲーム外の静止している部屋の風景が入ることで、脳に「激しい動きは現実ではない」と常にお知らせする試みです。
また、光や色の鮮やかさは美麗映像の魅力だけど、目が酷使されると酔いやすくなる。
ノングレア(非光沢)で高fpsやチラつき防止などの機能が搭載されていて、極力目に優しく滑らかに描出出来るディスプレイがおすすめ。
最近のほとんどのゲームでは、ゲーム内でカメラ設定が可能です。
デフォルトでは臨場感たっぷりなカメラ設定になっていることが多いので、酔いやすい場合はあらかじめ設定をいじっておくのがおすすめ。
- カメラの揺れ ? オフ
- モーションブラー ? オフ
- カメラ感度 ? デフォルトよりやや低め
もし垂直方向と水平方向のカメラ感度が別々に設定出来るなら、水平方向はデフォルトくらいに、垂直方向はしっかり低めに設定するのがおすすめです。
カメラの上下動が抑えられると酔いにくくなるでしょう。
また、新しく始めたゲームで酔う場合は、カメラ感度を低めにしてプレイし、そのゲームの挙動に慣れてきたら感度を上げていくというのも効果的だと思います。
- ゲームをプレイする自分自身の状態も重要です。
- ディスプレイからしっかり離れる
- 頭部を落ち着かせる
- 部屋は明るすぎず暗すぎない
- 空腹時にはプレイしない
- 寝不足の時はプレイしない
設定出来る場合は、ゲーム内フォントは大きめに設定した方がいいでしょう。
画面上で視点を動かしまくると酔いやすいため、設定出来るならUIやHUDもパッと見やすく設定するのがおすすめ。
また、酔う時は頭部(厳密には三半規管)が揺れているのかと錯覚しているので、背もたれやクッションに後頭部を付けるなど「私の頭は揺れていない!揺れているのは画面だけ!」と身体に教えてあげるのも意外と効果的です。
そして、元気じゃない時には酔いやすいゲームは避けること。
特に空腹と寝不足は、かなり3D酔い発生確率を上げてしまう悪条件となっています。
動きが激しいゲームでは、ゲーム内にクロスヘア表示設定が搭載されていることが多いので、表示させておくのがおすすめ。
注視点やクロスヘアと呼ばれる画面中央の視点ガイドです。
設定出来るなら、やや大きめサイズにするなど見やすいクロスヘアが良いです。
そして、プレイ中は画面のあちこちを見ながらカメラを動かすと酔いやすいので、クロスヘアをしっかり見るように意識しましょう。
もし、ゲーム内にクロスヘア表示設定がなかったり、やたらと表示が小さくてどうしても周囲を見てしまう場合は、ディスプレイに注視点を貼るのもおすすめです。
エイムアシストやエイムシールと呼ばれるものも売られています。
ゲーム酔いや3D酔いは、乗り物酔いと似ており、めまいや吐き気、頭痛などの症状が出た時は乗り物酔いに効く薬が効果を発揮すると考えられています。
酔ってしまったら
もしも、ゲーム酔いしてしまった!!・・・という時。
とにかく早く治したいものです。
治す方法は、基本的に乗り物酔いと同じ。
とりあえずゲームは、すぐやめましょう!
そのまま続行しても、より気持ち悪くなっていくだけです。
身体が慣れるまで続けると酔いにくくなるとは言うけれど、症状が出てしまったらプレイはやめた方が良いです。
最近のゲームはオートセーブ付きなので、潔くプレイをやめる。
オートセーブ付きじゃないゲームの場合は、「酔うかも」と感じたら最寄りのセーブポイントへダッシュしましょう。
それも無理なら、100%確実ではないけれど、ゲーム機本体をスリープにしてしまっても、またそこから再開できるので。
吐き気がある場合はやめた方がいいけれど、空腹時に酔った場合は消化に良いものを少しだけ食べるといいかもしれません。
そして、睡眠不足でもそうでなくても仮眠をとる改善することがかなり多いと言われています。
寝転がった途端にスマホゲームを始めたりはしない方がいいです。
ゲームをやめたら、窓の外や天井など遠くの一点をぼんやり眺めてみましょう。
じっと見るのではなく、「ぼんやり」がポイント。
乗り物酔いにも効くと言われている改善方法で意外と効果的です☆彡
しっかり身体が治ったら、酔わない対策を徹底しましょう。
繰り返すと危険です!
ゲームの設定を見直したり、ディスプレイとの位置関係を改善したり。
それでも酔うなら、30分とか1時間など時間を区切ってプレイする。
そのうちに徐々に身体が慣れてくることもあると思うので。
数分でまた酔ってしまう場合は、酔わない他のゲームをプレイしてみるのもおすすめ。
特に久しぶりにゲームをプレイした時は酔いやすくなります。
ある程度は身体の慣れも必要なのです。
酔いにくいゲームで身体を慣らしてから、酔ってしまったゲームに再挑戦するのもいいかもしれませんね。